妻木晩田遺跡では、丘の上に村が営まれた約300年間分の建物跡900棟以上が発掘され、弥生時代に全国屈指の大きな村だったことが分かっています。
中国地方の最高峰「大山(だいせん)」の麓、弓ヶ浜と美保湾を見渡せる丘に住まいをかまえて、人々はどのような暮らしをしていたのでしょうか。
現在、史跡公園には、集落最盛期にあたる弥生時代後期後葉(約1850年前)の村の姿を復元しています。
村があった当時から変わらない雄大な景観を眺めたり、 竪穴住居に入ったり、モノづくり体験をしたり、園内での多様な楽しみ方を通して、弥生時代の人々の暮らしぶりを想像することができます。
全身で弥生時代を体感することができるフィールド・ミュージアム、それが、むきばんだ史跡公園です。
むきばんだ史跡公園のメインパンフレットはこちらからご覧になれます。
妻木晩田遺跡で暮らしていた人々の営みについて紹介する展示室やガイド受付、体験学習室、総合窓口など、史跡公園を利用する方のための設備をもった中央ガイダンス施設です。
一般トイレ、多目的トイレ、授乳室、AED、自動販売機などを備えています。
勾玉づくりなどのものづくり体験や講座、講演会などに利用します。
営業時間は10時から15時まで。
勾玉づくりなど体験の材料や、むきばんだせんべいなどの食品を取り扱っています。
弥生の館むきばんだの横にある芝生の広場(多目的広場)。
春には桜の花見を楽しむこともできます。
発掘当時そのままで残された竪穴住居跡の保護施設です。妻木山(むきやま)地区「弥生のムラ」を上から見渡せる屋外デッキを備えています。
建物内には回廊を設け、竪穴住居跡を上から見学できるようにしています。
遺構展示館のある発掘体感ひろばでは、発掘現場を再現しており、遺跡の発掘調査の手順を学ぶことができます。
発掘を疑似体験できる竪穴住居も整備しています。
妻木新山(むきにいやま)地区、仙谷(せんたに)地区の見学と、弥生の森での自然学習の拠点となる施設です。
テーブルとベンチを配した休憩スペース、一般トイレ、緊急用のインターフォンを備えています。
全国的に珍しい、竪穴住居が2000年もの間埋まりきらずに残った窪地を見学できる森です。
弥生時代の暮らしと関わりの深い樹木について学びながら、「道具の森」「木の実の森」「虫の森」などのテーマ林を巡るのもおすすめです。
VR画像による仮想見学体験。園内の見学おすすめポイントをまるで現地にいるように360度自由に見ることができます。
全体マップに戻るには、画面左上の「MAP」をクリックしてください。
妻木晩田遺跡ボランティアガイドの会の皆さんが、むきばんだ史跡公園に来園されたお客様をご案内しながら、妻木晩田遺跡の魅力を紹介し、楽しんでいただくためのサポートをしています。
新規会員を随時募集しています。ボランティアガイドの活動に興味をお持ちになった方は、お気軽に当史跡公園までご連絡ください。
お客様と歩きながら、妻木晩田遺跡を楽しみましょう!
開始時間までに受付窓口までお越しください。
【平日】・午後1時30分から
【土日祝】・午前10時30分から、・午後1時30分から
定時案内の時間以外にガイドを希望される場合及び団体で案内を希望される場合は、
希望日の一週間前までに予約をお願いします。
電話・FAX・インターネットより予約を受け付けています。
希望日の一週間前までに予約をお願いします。
をお知らせいただけると、受付がスムーズです。
妻木晩田遺跡では、史跡公園の公開・活用の一環として、
いくつものサポーター団体やサークルが熱心に活動されています。
そんな「むきばんだの仲間たち」を紹介します。
弥生土器の製作体験をとおして、先人の知恵を学び弥生時代を体感する。
2004年(平成16年)~
7名
入会を希望される方は、いつでも公園の受付窓口までお問い合わせください。未経験の方でも歓迎です。
妻木晩田遺跡のある妻木山・晩田山は、自然豊かな山であり、地域の皆さんの里山として利用されてきました。四季折々に変化する妻木晩田の自然の魅力をみんなで歩いてみつけてまわり、それを情報として発信することを目的としています。
2005年(平成17年)~
35名
毎月第1週の土曜日9時30分~12時まで植物観察をしながら楽しく散策します。
入会料(初年度のみ)2,000円、「花だより」等の資料代として月300円で、誰でも入会できます。
鳥取県自然観察指導員の鷲見寛幸先生の指導の下、毎月1回2時間程度、遺跡周辺の植物の観察及び写真撮影を行い、毎月の観察結果を「花だより」として会員に配布するとともに、むきばんだ史跡公園内の施設に掲示しています。
主な活動内要は以下のとおりです。
「むきばんだ花だより」はこちらからご覧ください!
これまで約250種の植物の観察と写真撮影をしています。年間を通して植物の変化をたどれるように、月毎の写真を揃える事を目標としています。
洞ノ原地区及び妻木新山地区の弥生の森を中心に、樹木の名札を約100本程度取り付け、随時名札の追加・修理等を行っています。
春の新緑祭り、秋の秋麗祭りでは、弥生の森散策ツアーのガイドとして、また妻木晩田の植物を使用した草木染め体験に協力しています。
自然と仲良く、妻木晩田弥生人の暮らしの知恵を継ぐ、仲間づくりカゴづくり
2009年(平成21年)5月
9名
2008年度の「むきばんだカゴづくり講座」(講師:谷川栄子氏)を受講した仲間たちで自主的にカゴづくりサークルを結成しました。
カゴを編むことはもちろん、自然のツルを採ることも初めての私たちでしたので、まずカゴを編む材料となるツルの種類を実際に観察することから始めましたが、ほとんどの種類のツルがこのむきばんだ史跡公園にありましたので、ツル植物のマップの作成をしました。どうぞ皆さん、ツル植物マップをお手に取り参考になさってください。
私たちは、実用性のある物をめざして、決して奇ををてらうものではないよう心がけて、しかし気軽に楽しくカゴづくりをしています。
むきばんだのまつりでは、弥生のムラの竪穴住居の中でカゴづくりをしていますので遊びにいらしてください!
一緒にカゴづくりをしましょう!
鳥取県内の遺跡では弥生時代のカゴが出土しています。
自然のツルで編んだカゴには誰もが心惹かれます。それはきっと弥生時代から現代までつながって今ここに私たちが生きているという証かもしれませんね。
月1回の例会には個人が近所の里山などから採集してきたツルを持ち寄り楽しくおしゃべりしながらカゴづくりをします。みんな最初は初めての人ばかり、お気軽に仲間になってください!希望の方は公園受付窓口まで。
竪穴住居の中でカゴづくりを教える様子
発掘調査に関する写真は、発掘を担当した鳥取県、米子市、大山町がそれぞれ保存管理しています。
所管先がお分かりの場合は、各担当に直接問い合わせの上、申請手続きをお願いします。
所管がご不明の場合は、むきばんだ史跡公園まで問合せいただきましたら、担当先をご案内します。
竪穴住居など園内風景の写真、公式YouTubeチャンネルで公開している動画、パンフレット、ホームページ等で使用している図などは、鳥取県立むきばんだ史跡公園が所管しています。
お手数ですが、ご利用になりたいものと利用先が分かる資料を添えて、申請手続きをお願いします。
写真選びのお手伝いも可能です。どのような写真をお探しかイメージを担当までお知らせください。
※画像利用申請書のひな形をお持ちでない場合はこちらの様式をお使いください
画像利用申請書(参考様式)
画像利用申請書(参考様式)