鳥取県立 むきばんだ史跡公園

昆虫たちの季節がやって来た!

2024.07.09
先週ごろから、むきばんだ史跡公園内でもセミたちが盛んに鳴き始めています。
つい先日まで、クロアゲハやベニシジミといったチョウチョウたち(写真1)が優雅に飛び回っていた園内ですが、今はトンボたち(写真2)が幅を利かせており、昆虫たちも春から夏仕様へと変わってきています。
梅雨明け前、そして夏休み直前のこの季節は、〇十年前と変わらず「夏(休み)が来る!」と年甲斐もなく無性にワクワクしてしまいます。

そのはずみか、クワガタムシやカブトムシが例年びっしりとくっつく、園内のとあるクヌギの木々スポットを見てきました。今のところは、カナブンが先行して蜜を吸っているだけでした(写真3)。
夏休みが始まる今月下旬頃からは、ここにも夏の主役であるクワガタムシやカブトムシが姿を見せ始めます。
そんな中、常に日陰でコケの生えている園路では、カタツムリがのんびりと歩いて(!?)おり、危うく踏みそうになってしまいました(写真4)。
このようにむきばんだ史跡公園は、昆虫をはじめとした様々な虫好きを満足させる、まさに「ザ・ムシパーク(勝手に命名)」でもあるのです!

8月1日(木)には、妻木新山地区の「虫の森」を中心として、「昆虫観察会」を開催します。日本でも有数の規模を誇る歴史公園ではありますが、楽しむポイントは「歴史」だけではありません。多くの方に、特にお子さんたちに、この広大な史跡公園の自然環境に親しんでもらいたいので、昆虫観察会の対象は小中学生とさせていただきます。イベントの詳細については、近日中にむきばんだ史跡公園のホームページに掲載予定です。
皆さんのご参加、お待ちしています!

写真1 ベニシジミ
写真2 オニヤンマ
写真3 蜜を吸うカナブン
写真4 園路で見つけたカタツムリ