9月28日(土)にジュニア考古学教室コース3 「弥生のアクセサリーづくり」を開催しました。
弥生時代の遺跡から見つかる貴重なアクセサリーである玉類には、翡翠や碧玉、水晶などの岩石を原材料にするものや、ガラスを原材料にするものなどがあります。今回の講座では様々な玉類の中でガラス勾玉にスポットを当て、鋳型を使ったガラス勾玉づくりに挑戦しました。
まず鋳型に離型剤をぬり、離型剤が乾いたら自分の好きな色のガラス粒を盛っていきました。鋳型からはみ出さないように注意し、丁寧に盛り上げていきます。
鋳型の準備ができたら、七輪に移動させて加熱させます。目標温度は700℃!交代で鞴を操作して風を送り、温度が700℃まで上がったら約10分間維持します。
10分後、ふたをしたまま5分ほど冷まし、ふたを開けて七輪の縁に鋳型を移動させてゆっくり冷まします。ガラス粒がとけてきれいな勾玉が出来上がりました。
充分温度が下がったら、鋳型から勾玉を外してブラシで離型剤を洗い流し、砥石でバリを取って完成です。
完成!
参加した皆さんからは、「昔の人たちはすごいと思いました。」「勾玉を一から作って削るまでに時間がかかったけど、きれいな勾玉になってうれしかった。」などの感想をいただきました。